「余計な事するな…。私は今からここにいる神人を皆殺しにする」
ナスカは暫くバースを見た後、ゆっくりと剣を下ろした。
「貴女や、貴女の先生を守ってやれなくてごめんなさい。本当に」
突然謝られ、唖然としているバースにナスカは続ける。
「私は貴女達を守ると約束したはずなのに、守れなかった。でも許してくれるなら、もう一度チャンスをくれない?」
「チャンス?」
意味が分からず聞き返す。
「ええ。私は貴女を立派な神人にしてみせる。そのチャンスを欲しいの」