パチッ あ…あたし寝てたんだ。 泣いてたときまでわ覚えてるけど、それからの意識がプツリと途切れている。 顔を触ると、涙が指につく。 眠りながらないてたんだ、私。 でももう涙わ出てこない。 なんとなく、今の状況が飲みこめてる。 あたしわ交通事故に合ったはず。 ここわきっと病院じゃないはず。 だからきっとあたしの命わ無いはず。 もう、家族ともあいつ…隆哉(タカヤ)とも、もうあえないはず。