ぱちっ
見覚えのある真っ白な天井が、あたしの目に写った。
ここわ……
「やっほ★」
急に何かが目の前に現れた。
「カタジーナ……?」
「お疲れ様!!僕こんなに良い人生の終わり方初めてみた!!!
だからもう、後悔なんて残ってないでしょ?」
淡々と喋るカタジーナ。
でもあたしわ、全く状況が飲み込めない。
「あたし、もう死んじゃったの?」
「うん、そうだけど?」
もう死んだ?でも、死ぬ直前の記憶が全く無い。
隆哉とキスをした。そこまでしか覚えてない。
「どうやって?あたしどうやって死んじゃったの?隆哉わ?隆哉わあれからどうなったの?」
「もう、一気にいっぱい喋んないでよ~、ちゃんと説明するからさ~」
カタジーナの話わこうだった。
あたしたちわあれから、公園で1時間くらい喋ってたらしい。
それから隆哉があたしを家まで、送ってくれると言い出して、あたしわ送ってもらって、あたしわ家の目の前まででいいよ、と言ってそのまま別れて……
次の瞬間…
あたしわ車に引かれた。