それわ突然だった-…


「午後、2時13分…ご臨終です。」


目から涙がこぼれ落ちる。


なつみの母である私わまだ状況が把握できていない。


だけど、病院、医者、ご臨終というのを繋ぎ合わせてみると、自然と涙がでてきてしまう。


医者わ続ける。


「お気の毒ですが…
お母さん、娘さんの顔みてあげてください。」


医者に言われた通り、ゆっくり顔にかけられた布を取っていく。


「な…なつみ…」


白くなった我が子の顔をみてしまうと、全てがやっと理解できた。

いや、やっと認められた。

病院から電話がかかってきてから、まさか、もしかして…と思い、心の中でなつみの死を否定していた。


だか…


なつみわ死んでしまった。


朝わあんなに元気だったのに、


友達と映画をみるって言ってたのに、


なのに、なのに…


「なつみぃぃぃ」
膝をついてなつみを抱いてみる。


冷たい、冷たすぎるよなつみ。

こんな形でお別れなんて、お母さん嫌だよ。

もっと一緒にいたかったよ。


せめて、仲直りくらいしときたかったよ。