暗い雰囲気になってしまったのを見かねて、喜治が皆を元気づけるように言った。


「まぁ、少しでも思い出せたんだからいいじゃねーか!だいぶ暗くなってきたし、そろそろ帰ろうぜ?」


 喜治にそう言われ、5人はその場を後にし、それぞれの帰途についた。