今話題の人気映画を見終わり、いつもの5人はぶらぶらと街中を歩いていた。



 辺りはもう、少しうすぐらくなってきた。



 大通りを曲り、小道に入っていく。



 すると、何やら遠くが騒がしい。




「なぁ。なんかあっちの方、うるさくないか?」



 圭が騒がしい方向に顔を向けて言う。



「うん。俺もさっきから思ってた。行ってみよーぜ。」




 喜治の一声で、5人は小道を進んでいった。