「あのさ、いつも

練習見てくれてるよね?

あれって俺狙い?」

笑いながら

言ってきた。

そこにはいつもの

練習のときとは違う

かわいらしい

先輩がいた。


でもなによりも

嬉しかったのは

先輩が私が

見ていたのを

知ってくれていた

ことだった。