「あっ…あの!」

大きな声で叫んでいた。

恥ずかしい…

先輩が私を見てる…

でもこのままじゃ…


私は先輩の前に立ち

「あっ…あの

2年5組の田中です。

田中美樹です。

これにメールして下さい。」

私は握りしめていた

汗でぐちゃぐちゃに

なった1枚の紙切れを

先輩に渡した。