「何かあったら電話くれてもいいから。」


「うん。」


「携帯貸して?」


私とノゾムさんは赤外線通信をしてお互いの番号を交換した。




「メグ!」


遠くから私を呼ぶ声。


ユウ・・・だ・・・。


どうしよう。


泣いてたってバレる・・・。




「メグいつも図書館にいろっていってあるだろ?」


「うん。」


「てか、何でノゾムと一緒なんだよ。」


どうしよう・・・上向けない。顔見れない。


そう思ってるとノゾムさんが、


「ユウが遅いからちょっと外に出ちゃったんだってさ。」


「そうか。ごめんな。」


「うん・・・。」


「てか、メグ?」


私の顔を下から覗いた。