それから1週間後、私はまた大学の図書館にいた。


「ユウ遅いな・・・。」


ちょっと外見てこようかな。


私が図書館を出ると、2人が話しているのを見かけた。


ユウとレイコさんだ。


「ユ・・・。」


私が呼ぼうとした時だった。


「ユウ私もうダメ・・・。」


レイコさんはユウの胸に飛び込んだ。


えっ?何してるの???


「ユウ私を見て?私だけを見て・・・。」


レイコさんがユウに必死に訴えてる。




やっぱりレイコさんはユウが好きなんだ。


私は、その場を走って去った。


「メグミちゃん?」


そう私を引き止めたのはノゾムさんだった。


「ノゾムさん・・・。」