「先生,優しいこと言い過ぎですよ…涙が止まらなくなります。先生がいなくなるって,聞いてからずっと我慢してたのに…」

「夕田さん,これからも頑張って…何かあったら必ず連絡をしてね。溜め込まないようにしてね」

「はい…ありがとうございます」

先生は,笑って私の肩にトントンって,手を乗せて外来を出て行った…