飛癒を恐れながら歩く私。
頼りのちゆちゃんは、委員会で私が先に帰ることになっている。

「靖」

反応する体。

やはり、硬直する。

「あの時より可愛くなったね♪ふらなきゃ良かった」
逃げたい…でも、脚がすくんでる…

完全に、逃げるタイミングを逃した。

「何をそんなに恐れてるんだよ?」

「だっ…て」

「そうそう、また俺が髪切ってやるよ…」

と、鞄からハサミを取り出す。

同じだ…あの時と…