授業中も、飛癒が怖くて集中出来なかった。

何をされるか分からない。
あの時の光景がフラッシュバックする。


テキトーに切られた髪…

少しだけ滴となって落ちる血…

嘲笑う奴の顔…


全て思い出した。

そうだ、忘れようと必死だった。

私は、飛癒にいじめられてたんだ。

「こんなに…髪伸びてたんだ?」