「奥原飛癒でっす!!趣味はサッカーです!!宜しく!!」
飛癒…

来たんだ…

「じゃあ席は南の後ろだな南、てをあげて!!」

恐る恐る手を挙げる。

その時、飛癒の顔が強張った。

「靖…か」

わざとらしく足音を立てる飛癒。

「宜しくね、南さん♪」

一瞬背中に冷たい何かが走った。

顔が見れなかった。

「よ、宜しく…」

しかも、後ろなんて…

地獄よ…最悪だわ…