「この!!」

「やめなさい」

「り、理事長…」

理事長は、年のいったばあさんだ。

「奥原君…君には、停学処分を下します!」

鋭い目付きで飛癒を睨む。
「あ、当たり前です!!こんな生徒…!!」

「ふ。理事長のケツについてく金魚のフンが」

「な、何いい!?」

「やめなさいと言ってるんです!!停学処分の書類を今日中に配布します。以上です。速やかに帰宅しなさい」

「チッ」

教頭が、口をパカッと開いている。

バタンと扉が閉まる音を確認した理事長は、書類に判子を押した。