あたしが泣き止んだと見て、大貴はベッドから降りた。 クローゼットを開けて着替えを取り出しながら 「飯作るから着替えてこい」 横目であたしを促す。 「うん」 あたしは着替えを始めた大貴を残して廊下に出ると、思いっきり伸びをした。