「約束って…よく言うよあんたがアタシに
何してくれた?


あの日ちゃんと、リョウさんの言う通りにしてたら、あんただってあんな目に遭わなかったのに


私だって…あんなこと
したくなかった…」


それってもしかして
咲妃さんが誰かに闇討
ちされた時の話?!
リョウさんて誰?!


その事件に、カナちゃんが関わってたの?


私にあんなに辛そうに話してくれたのに?


何が何だかわからず
二人のやり取りをただ
呆然と見つめるだけ
になってしまう


「せっかく今まで黙っててあげたのに、自分から白状しちゃうんだ…
バカじゃないの?」


「バカでいいよ…優羽吾ほんとマジでこいつらさっさと片付けちゃおう」


カナちゃんが一歩ずつ
私たちの方に歩み
寄ってくる


「うそ…だよね?
冗談だよね?
カナちゃん?!」