その言葉を頭の中で整理し切る前に、倉庫の入口に隠れていた人が
スッと出て来た


その人は…まぎれもなく私のよく知る人物だった


「優羽吾、さっさと片付けてよ。みうに直接
恨みはないけど


色々知っちゃったから
にはもうこのまま帰す
わけにはいかないから」


冷酷な表情を浮かべ昼間に見た服装とは一変し元通りに化粧をしたカナちゃんが私の目の前にいた


「・・・どうして!!
カナちゃん?!」


「どうして?そんなの
聞いてどうすんのよ…


早くお家に帰りたいでしょ?だったら素直に咲妃と仲良く、私の言う
こと聞くことね」


手には木刀を持っていて今から何が起こるのか


…私にも少しは
察しがついた


「や・・・やめようよ
そんなこと」


「やめないよ?」