「みうさぁ…今日あの
茶髪メッシュ野郎から
全部聞いたんだろ?


あいつの親が愛斗とか
他の奴らを挙げて、夏休み明けに全員退学に
するって話」


「そう…なの、絶対阻止しなくちゃダメだよね?


愛斗くんやまーちゃん、みんな悪いことしてるんだろうけど、だからっていきなり退学は…」


そこまで言うと、優羽吾くんがペッと、勢い良く地面に唾を吐いた


え…?


私の頭の中は真っ白に


本当に別人だ


…この人は


私の知ってる
優羽吾くんじゃないよ…


目の前にさらされた現実と、私の心の中の優しい笑顔の優羽吾くんへの
気持ちが交錯する