だって
いままで
好きな人が
出来ずとも
付き合った経験は
何回かある

でも
あたしの考えは変わらなかった

みんな
そこまで
印象に残ってない
奴らばっかだった
名前だってうろ覚え

あぁ
このままで
終わってしまうの
あたしの
青春~~~~

「サト!!あたしの、青春って
 何もせずに終わってしまうのぉ~」

読書をしていた
サトがチラッとこっちを向いた

・・・・?

アレ、
あたしちゃんとサトって
呼んだよね??

「サトぉ~
 なんだよぉ
 放置プレイかなにかかぁ?
 シカトってないだろぉ」

こちらを向いて
1秒もたたないうちに
本に視線を戻した
サトに言う


「・・・うるさい」