「うーちゃんも可哀想にねー、なんで家に連れてこられたんだか」

ぬいぐるみ片手に語る私も相当可哀想なのだが、この際気にしない。

あの後、適当にテレビ見て、携帯触って、今時計は十二時を回っていた。

「……一緒に寝ようか」

布団の中にうーちゃんを押し込んで、部屋の電気を消した。