お昼もすぎ、私と智は家でゴロゴロ。

暑すぎて、何もするきしないし。




「あちー…この暑さ異常だわ…」




まったく。
温暖化問題は、どうなっているのやら。





『♪〜♪〜♪』



ケータイの着信音が鳴り響いた。



「俺のケータイだ。電話じゃん。」

「誰から?」




智がケータイを開いた。




「智?」




智が固まっている。
ピクリとも動かない。







「麻衣子?」







智がようやく口にした言葉。





「……誰?」



恐る恐る聞いてみた。

すると





「…………元カノだよ」





一番聞きたくない言葉が、私の耳に届いた。