『晶、また明日ね!』
『晶、ありがとね』

友哉と早紀の声を後に、晶はゆっくり歩き始めた。

時間はもう7時になろうとしている。
目の前の小さな石を見つけ、晶は蹴りながらさっきの公園に戻った。
公園には、誰一人遊んでる子はいなかった。

「あったりまえか、もうご飯どきだし」

ボソッとつぶやく。