それから数日後・・・。


家でご飯を食べていると


「そうだメグミ。」


お母さんが話し出した。


「お母さん近所のお兄ちゃんの名前思い出したのよ。」


「えっ?ユウ兄ちゃんでしょ。」


「そうそう。」


「苗字思い出したの?」


「そうなのよ。昨日やっとよ。」


「名前って、佐々木祐輔でしょ?」


「何言ってるの。川嶋ユウ君よ。」


「えっ?お母さん何言って・・・。」


「だからメグのお兄ちゃんでしょ?」


「思い出すの苦労しちゃったわ。思わず近所の人に聞いちゃったわよ。」


「お母さん、それ思い出したんじゃなくて、聞いたんじゃん。」


「そうとも言うわね。」


お母さんは笑っていた・・・。