放課後いつも通りユウスケと帰る。


「あのさ・・・。」


「ん?」


「ずっと言えなかったんだけど・・・。」


「うん。」


「栞のお兄ちゃんって・・・。僕なんだ・・・。」


「えっ?」


栞のお兄ちゃんってユウスケなの???


「でも、ユウスケはお兄ちゃんじゃないじゃん。」


「あっ、それは・・・。」


ユウスケは少し間をおいて


「俺4月生まれだろ?メグ3月生まれじゃん。」


「うん。」


「だからお兄ちゃんに見えたんじゃないかな?」


「そっか!」


私は納得した。


じゃあ思い切って後ろの文字も聞いてみよう。


私は栞を出して


「この後ろのメグ友ってなぁに?」


「それは、メグの友達って事だよ。」


「やっぱりそうなんだ。」


私のお兄ちゃんがユウスケだったんだ!


私は何だか嬉しかった。