「メグ!」


ユウスケがちょっと怒った様子でこっちにくる。


「すみません。メグを連れて行きます。」


「どうぞ。」


そういって私はユウスケに連れていかれた。


「どうしたの?ユウ手が痛い。」


ユウスケは怒った様子で


「アイツとは話すな!」


「ただ栞のお礼をしてただけだよ?栞拾ってくれたの先輩だから。」


ユウスケは少し落ち着いたようで


「そうか。でも、もう話すなよ。」


といつもの顔に戻った。


ちょっとヤキモチやいてくれたのかな?


その時はその位にしか思っていなかった。