「おぉ。あの可愛い子だろ?」


「そうだな。」


「あの栞さ、俺が小さいときにメグにあげたもんなんだよ。」


「えっ?それって結構運命っぽくない?」


「ふっ、そうだな。」


「けど、あの子。今彼氏いるよな。」


「そうだな。もう、この思い出と俺もおさらばしなくちゃな。」


「お前も可愛そうだな。」








俺はその場を去った。


メグのお兄ちゃんがユウ先輩?


この事はメグには絶対言わない。


言わない方が良い。


俺はこの話を胸の内にしまった。



~ユウスケside終わり~