ある日…

「美沙〜!聞いて!うち和也と付き合うコトになっちゃった!」

「えっ!まじ?おめでとう!よかったね♪」

和也とは達希と仲が良い男の子。実は初めて達希と話した時に唯は和也を狙っていたらしい。

「ふふっ…あたしと達希を喋らせるってのは口実で本当は和也と喋りたかったのかぁ〜?」

「えへへ。ばれちゃった!」

唯は舌を出して照れ臭そうにしていた。

「そんで〜美沙は付き合わないわけ〜!?」

「えっ誰と…」

「隠すなって!達希だよ!た・つ・き!」

達希とは入学以来いちばん仲が良い男友達だ。
だけど告白する勇気が出ずにいた。

「だって…友達だし…」

「大丈夫だよ!うちはそう思う」

「ん…ありがとう」

それから少ししてあたしは達希に告白する。

あたしはこの告白でどうなるかなんて少しも予想もしていなかったんだ…