あたしはその男の子に見入ってしまった。

「美沙!どうしたの?」

「えっ!?あっいや…」

「はは〜ん♪もしかしてひとめぼれってやつかな?」

「えっ!?」

あたしは黙り込んでしまった。言われたことがあたっててあまりにも恥ずかしかったから…

「そうと決まれば話し掛けるっきゃない!いくよ!」

言われがままについていった。

「はじめまして〜!うち菅野唯!」

「あたっ…あたしは永山美沙です!よろしくね。」

…噛んでる…おもしろい子だな

「俺は佐山達希。よろしくな!」

う…わぁ…笑った顔超かわいい…

それから二人が惹かれあうにはさほど時間はかからなかった。