「…やっぱりあたしじゃダメなの…?」

「ごめん美沙…ごめん…」

「…わかった…ありがと…でもあたしはずっと好きだから!」



達希は小さく頷くと、その場をじっと見ていた唯から視線を外して帰っていった




「今日…二回目だね…泣くの…あたしこんな弱かったっけ?はは…情けない…」


そう言って力無く笑うと静かに涙を流した


唯は倒れこんだ美沙を何も言わず支えてあげていた
























「大丈夫…?」

「ん…いつも頼ってばっかで悪いね…」

「そんなこと言わないでどんどん頼ってよ!」

「ありがと」




あたしは唯の腕の中でたくさん泣いた


明日も泣かないよう涙を枯らそうとした