恋心 ~大切な気持ち~

『あのさぁ-…クリスマ…』

あたしがそこまで
言ったところで


『あ!クリスマスなんだけど
会わない??
俺イブも両方
暇なんだよね(笑)』

あたしから誘おうと
してるところに
愁から誘われた。


麻耶も朱梨も
ビックリして
口を押さえていた。



『う…うん(笑)
あたしもそれ言おうと
思って電話したの↑
またクリスマス近くなったら
連絡するねぇ♪』

あたしが言うと


『おう!じゃあな↑』

愁は言って

電話を切った。



電話が終わったあたしに
朱梨と麻耶は

『びっくり
したんだけど(笑)』

と言った。


『あたしもだよ(笑)
まさか誘われるなんて
思ってなかったし、
こっちが誘おうと
してたのに、いきなり
誘ってくんだもん。』

あたしが言うと


『でも、
良かったじゃん!』

と二人が言った。




確かに良かったの
かもしれない。

それに凄く嬉しい♪
友達には
少しくらい素直に
なろうかな??


あたしはそう思って


『うん。
なんか嬉しい♪』

と言うと


二人は笑顔で

『良かった
良かった(*^^*)』

と言ってきた。



そのあと
麻耶が

『クリスマス上手くいくと
良いね↑↑』

と付け足した。



『うん!まぁ彼氏
じゃないから
友達なんだけどね(笑)』

あたしが言うと


『もしかしたら
もしかするかもよぉ-(笑)』

と麻耶が言い
麻耶と朱梨は笑った。


そんな事あるかなぁ??
あったら嬉しいけど…。

あたしは
そんなことを
考えていた。


―― 当日。 ―――――

あれから連絡をとり
待ち合わせは
あたしの家から
一番近い駅で
待ち合わせになった。



(今日は早めに行って
待ってよぉ↑↑)

そう思って

早めに家を出た。







ついたけど…
まだ30分もある(笑)

早くつきすぎ
だね…↑↑



あたしが駅前にある
ビルのベンチに
座っていると

美希から電話が来た。

『もしも~し梢??』


『ん??どしたぁ??』

あたしがきくと


『なんか剣が用事
あるんだってさぁ~(笑)
あ!その前に
今度彼氏とデート行く子に
聞かれたんだけどさぁ-
もし彼氏がいて
デートするなら
梢はどこ行きたい??』

と美希が聞いてきた。


あたしは

『う~ん。
水族館かなぁ↑↑笑』

とこたえると


『そっか↑
今度友達に伝えとく(*^^*)
あ!剣にかわるね!』


そう言って美希は
剣くんにかわった。



『もしもし?梢ちゃん??』

剣くんが言う。


『どしたぁ??』

剣くんは何の
用があるんだぁ??
あたしはそう思いながら
こたえると


『もう愁と一緒?!』

と剣くん。



『まだだけど
会うの何で
知ってるのぉ!?』

剣くんの言葉に
内心かなり
驚いてしまった(笑)


『あぁ(笑)
ごめんごめん!
愁から聞いたんだ↑↑
あ!それより
何時待ち合わせ??』

剣くんは
とても明るく
聞いてきた。


『そうだったのかぁ!
あと20分後に
待ち合わせだよぉ↑↑
早く着きすぎ
ちゃったんだぁ(笑)』

あたしが言うと


『なら良かった!
愁来てから話してたら
愁に悪いからな(笑)』

と剣くん。


『ハハハ(笑)
そんな気にしなくても
剣くんと愁は友達なんだから
良いと思うけどなぁ↑』

あたしが笑いながら
言うと


『だよな!俺も良いと
思うんだけど。
でも駄目なんだよね(笑)
愁が怒っちゃうから↑
しかも話って言うのは
愁の事なんだな!!』

剣くんが言うから
気になって


『愁の事??』

とあたしがきくと


『うん!あいつさぁ-
不器用だから不安でさ(笑)
前にも言ったけど
愁は女心をあんま
わかってないからな!
あと…これから言うことは
俺が言ったの内緒にしてて
ほしいんだけど良い??』


途中から急に
真面目に話し出したから
少し不安な気持ちで