恋心 ~大切な気持ち~

『梢は歌好き??』

美希が聞いてきた。


『好きだよ!
高校ん時は歌やってたし↑』

とあたし。


『なら良かったぁ!
嫌いだったら
どうしようかと
思ったよぉ(笑)』

美希が言ったから


『ハハハ(笑)
嫌いだったら
多分来てないよぉ!』

あたしが言うと


『そっか↑確かに(笑)』

と美希は笑った。



まだ二人だから
話すかぁ-って事になり
いろんな話をした。



小さい時の話や
恋愛の話、
つい最近あった事とか
いろいろ。



美希は

『あ!話の途中だけど…。
終わったから
行っていい?だってぇ↑』

と言った。



『当たり前ぢゃん!
皆でワイワイでしょ?!笑』

とあたしが笑いながら
言うと


『もうすぐ着くってぇ↑』

と嬉しそうに
美希が言った。




そういえば
皆って言ってたけど
誰が来るんだろう??

あたしは疑問に
思いながらも


まぁ来たらわかるし
いっかぁ!

と、思い直し
剣くんたちが来るのを
待っていた。



すると

『お邪魔しまぁ-す!
美希。遅くなってごめんなぁ↓』


と剣くんが
入ってきた。


『良いよ(笑)
梢とずっと話してたし
二人で待ち合わせとかじゃ
ないんだし↑』

と美希。


そんな話を美希たちが
していると

『初めまして。』

と、ドアの方で声がした。


『おぉ-!来たきた↑
剣の友達でしょ??
剣からよく聞いてるよ!』


と美希は
その子に言った。




『よぉ!梢ぇ♪笑』

その子が
あたしの名前を呼んだ。




『えっ??……もしかして
愁…〃〃??』

暗くて
よく見えなかったけど
声で何となく
愁な気がした。


『あれれ??
もしかして
二人とも知り合い?笑』

美希と剣くんが
同時に言った。


さすがに夫婦だけあって
ハモリも抜群(笑)



『ん…まぁ。』

あたしと愁が言うと


『ってか、梢と…
愁くん(?)だっけ?
そんなに深い仲ぁ?
お互いに名前呼び捨てで
呼んでるけど
学校で会ったときは
何もない顔
してたのに(笑)』

美希はまだ頭に
はてなを浮かべながら
あたしたちに
聞いてきた。


『おい!愁。
今日、美希と梢ちゃんと
会おうって言った時も
普通に知らなそうに
してたよな??笑』

剣くんは
愁に聞いた。



『まぁ(笑)
もしかして知ってるのを
言わなかったら
驚くかなぁ-って思って
剣にも黙ってた↑』

と愁はこたえた。


『マジで
ビックリしたわ!
そういうことは
言えよなぁ↑↑』

剣くんは
愁を叱った。



『わりぃ(笑)』

愁はニコニコしながら
こたえていた。



『まぁいっか!
今日はオールだよ↑↑
ちょうどいいかもねぇ(笑)
知り合いの方が。』

と美希。



すると

『だな(笑)』

と剣くんも言った。


『でも!罰として
梢と愁くんから
歌ってもらうから(笑)』

と美希が言った。


『はい!』

あたしと愁は
同時に言って笑った。


凄くビックリしたし
凄く嬉しかった。

名前を
覚えててくれたから。
それに
もう話して
くれないだろうなぁ-と
思ってたから。


珍しく泣きそうになった
あたしは

『トイレ行ってくる↑
すぐ来るから待ってて!』

と言って
慌てて部屋を出た。



すると

『俺も行くわ!
カラオケ内でも
夜だから危ないし(笑)
それに
あの2人と
3人でいるのは
気まずいし(笑)』


と言って愁も出てきた。