「真莉乃最近頭可笑しくなってきたんじゃねぇ?」
なぬぅ!!
そんなことはないのですよ!成績もまぁまぁ半分から上ぐらいですし!!
国語なんて5ですぞ!!5段階のなかで5ですぞ!!
「ちゃうちゃう。精神的に。」
「ほぇ?精神的…てか、なんであたしの心の中を…さては忍法心透かしで…」
「はぃはぃ。もういいから…どうして真莉乃はこう天然になってしまったんだ…」
そんな言葉も聞こえず、ただただ、鏡とみらめっこをしていました。
「こう!!違うなぁ~…もうちょっと無愛想に…だめだ。好感度が下がる。」
ぶつぶつぶつぶつぶつぶつ…………
「もう!!!やめた!!いつものあたしでいいや!」
両親は何のことかわからず首をかしげ、兄は呆れたように長い溜息をついていました。