「あ~あ。謝って損した!!」





まじに損した気分だ。俺は、大きな声で言った。






「そんなに…言うことないじゃん・・・」






そのうち『うっ…うぅ…』と泣き出した。





ぇ…ええぇぇえぇぇ!!!





ぃや。泣き出されても困るし、それに、マリオが泣くとかありえないし、ってか、どう慰めるか知らねぇ!!!!





「ぇっと…その…ごめん。なんか、泣かせて。」





「ぃや…私の方こそ…」






そういうと、手を差し出してきた。






なんだ?




「手!!出して!」




は?手?




まぁ、とにかく手を差し出すと――…