「んっ…ぁ……れ?ま……りの?」






ちょうど目が覚めたのか、腕の中にいるあたしをみてびっくりしている。







「健伍の馬鹿―――――っ!!!」






《バシンッ》







「………いた…。」






ただでさえ驚いているのに、さらに訳も分らず頬を叩かれて驚いていた。







可愛い。








「おはよう。」









そう優しく言ってあげると…。







「………はよ。」







ぽかんとしたままだった。