「健伍……入るよ。」








2回ほど小さいノックをして入った。









「んん―――…。」






健伍はベッドのど真ん中で気持ちよさそうに寝ていた。




寝相悪いなぁ…。
何で足元に枕あるの?




おかしくて、思わずクスクスと笑ってしまう。






「なぁ――…真莉乃…。」








「は、はいっ?!」





もしかして、笑ったのがバレタ?!
心配になって顔を覗き込んでみると…






「なんだ。寝てるじゃん…。」






寝言で呼ばないでよ…。
びっくりするじゃん。