麻耶の病気が治らないまま月日が流れて俺等が小学校5年生になったとき。
麻耶に告白された。







「卓也。あたし、卓也が好き。」






げっそりとした、痩せ細った体でも、笑顔を作りながら俺に言う麻耶。






その笑顔が、愛しくて。









俺達はその日、キスをした。









しかし、









「うそ、だろ?」