「……ごめん。」






暫くたったあと、俺は親父に謝った。






「いや、俺のほうこそ悪かったよ。お前の記憶を掘り返すようなことして。」







おやすみ。
そう言って、親父は庭から姿を消した。





俺はそのまま倒れこみ、空を見上げた。






空には星がたくさん輝いていた。






俺はいつから……








いつから、お前のことが好きなのだろう。









いつから、お前のことが忘れられないのだろう。










いつから、お前と真莉乃を重ねていたのだろう……。