親父はガハハと笑いながら俺の頭をなでた。
「俺から、離婚の話をしたが母さんは反対した。」
「…?どうして、お互いに不満を持ってたなら…。」
「母さんはお前達を悲しませないために言ったらしい。」
「お前達が大きくなってそのことに気づいてしまったとき悲しい思いをさせないためだった。」
親父はうつむき、はぁーとため息を付き
「だが、言うタイミングを逃してしまってな。気が付いたら家族は崩壊寸前。」
親父は母さんを愛しそうな目で見ていた。
なら………
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