「すごいでしょ――!!」
鈴菜が自分のことのように言っている。
嬉しいような、悲しいような…。
この、複雑なときに来た中森を少しだけ恨んでしまった。
「と、言うことでプール行こう――♪」
「お――!!」
鈴菜と、憲兎はハイテンションのご様子。
こっちの事情も知らないで…。
結局、鈴菜・憲兎・中森・あたしは近くのプールへ行くことになった。
「真莉乃…なんか、大人になったね。」
鈴菜があたしの体をまじまじと見ながら言った。
そう、あたしはここ最近胸が異常成長を成し遂げていた。
最初は小さかったAカップから。
気づけばDカップにまで昇進していたのだ。
「いいなぁ…あたしもそのぐらいほしい…」
あとで、鈴菜がぶつぶつ呟いていた。
それは置いといて。
楽しもう!!!
「マリオー!!」
遠くで、憲兎の呼ぶ声がした。
それに、一番に鈴菜が反応する。
「憲兎――!!こっち、こっちー♪」