そして、コーディネーターさんからの説明を受ける。


次に行われるのは、10月に融解するであろう卵ちゃんを迎え入れる体の準備。


採卵後の不安定な体でも、少しすればちゃんと生理がやって来る。


それに合わせて再び超音波や採血、子宮の長さを測るゾンデ診。


そして……前回苦痛を味わった、副作用の強いピルの摂取。


勘のいい人なら気付くかもしれない。


つまり、採卵周期に入った時と同じ事を再び繰り返す。


ピルの期間と同時に今度は経口薬が2種類。


内膜の厚さを確認する必要がある為、再び頻回の通院生活が始まる。


本来であれば、今日お腹に戻っていた筈の卵ちゃん。


全てを再度繰り返す事によって、


大変なのは通う手間だけではなく……金銭的負担も更に増した。