「まあ、お前にしてはよくやったな」
「あ、ありがとうございます」
「まあ、こんなパーティーでは失敗する方がどうかしてるか…」
だから、一言余計なんだよ!
「いや〜、小桃ちゃん、可愛かったよ〜」
東海林さんはメロメロな表情をしている
「はあ…」
可愛くなくていいよ…
「ま、今日はゆっくり休め」
「あ、はい。それでは…お休みなさい」
私は部屋に戻って着替えをし、シャワーを浴びていつもの私に戻った
はあ〜疲れたよ〜
でも…
まるでシンデレラになったような気分だった
魔法をかけられて、パーティーに行くなんて
あまり華やかな事なんか好きじゃないけど、今日だけはちょっと嬉しかったな
『お前、なんですか?』
私は思い出して、思わず吹き出してしまった
あの子可愛かったな〜
少し幸せな気持ちで、布団をかけずにそのまま眠りに落ちてしまった