「冬馬様に、迷惑をかけること…でしょうか」

「ふん、この俺様に迷惑をかけないようにしようと思うなら、習った事をフルに使うことだな…」

「それが上手に出来るかどうかが心配なんじゃないですか!」

「お前は、星の数ほどの女の中からこの俺様に選ばれたんだぞ?俺様の目を信じられなくてどうすんだよ!」

カッカッカと笑っている坊っちゃんを尻目に、少し考えた


ってか、星の数ほどの女って、ここの従業員…若い女の子20人くらいしかいないじゃん…

地球の星は、20個くらいしかないわけないだろ!


ったく、ハッタリ野郎だな、この坊っちゃん…


まあ、言ってもらえるだけありがたいか…

「ま、俺様への迷惑の心配より、自分の心配をするんだな!恥をかきたくないなら、よく復習しろ!」

そうだよな…、せっかく勉強してるんだから、身に入れないと…だよね


少し前向きに考えていこう!


坊っちゃんのおかげで、何となく進めたような、何かを掴めたような…


「ありがとうございます、少し落ち着きました…」


「だろ?俺様を誰だと思ってるんだ!」


「そうですね…チェックメイト」