「大丈夫か?」

「あ、はい…。ありがとうございます」

「ったく、困ったもんだ!」

「本当に…」

「お前だよ、お前!」

「え?私??」

「お前、失格だな…」





は、はい?





何が?





「あんなのも軽くあしらえなくてどうすんだよ?」

「し、失格って、あれがテストに入るんですか?」

「そうだよ。パーティーに出れば俺の見えないときに、変な奴に絡まれることだってあるんだ…
しかもそういう奴に限って、金持ちとか身分が高いエロジジイだったりするから手におえないんだよ!
今みたいに簡単につまみ出すことなんて出来ないんだ」

………た、確かに



「お前はそういう男達をさらりとかわさなきゃなんねーんだよ。」

「………はぁ…」

「お前、今日から入学式までにこの課題をクリアしろよ…」

「えぇ!?」



課題?ど、どうやって!?


「今日はもういいから、車に行ってろ!役に立たねーんだから…」



ムカムカムカムカ〜









バンッと車のドアを閉めて、シートを思いっきりたたく