生徒の喋り声で目が覚めた。


「んー」
ベットの上で伸びをしてカーテンを開けた。

「マネさん、まだいたんだ?」
これは率直な感想。


「すいません。起こしちゃいましたか?」

「大丈夫。」
これは俺なりの優しさ。
水ある?
と聞いた。

マネさんだからこれが普通になってきている。

「紗代、テンション高いですからね。」
水を手渡しながらゆあちゃんは言った。

「あはは。あいつ…佐野もだょね。」

「そぅですね。」
と言って俺の前に座った。

その手には制服。