「ほら、先生もぅ出張だろ?」
逃げ道に出た。
もうこれしか手段がない。
「あ、時間…急がなきゃっ!小林くん、教室帰るのよっ」
「んー」
やっと先生が出て行った。
そしてゆあちゃんが寝ているベットのカーテンを開けた。
顔赤い…熱あるかな?
先生、貧血って言ったのに。
と思いながらゆあちゃんがのおでこに手を乗せた。
そしたら、ぴくっと動いた。
「ごめ。起こした?」
慌てて手をどけて顔を覗いた。
「い、いぇ。」
「軽い貧血だってよ。」
「あ、そうなんですか。」
何言おう…
「じゃ、俺寝るから。マネさんも寝たら?」
「はい。ありがとうございます。」