「あっ、怒鳴って悪かった(汗)」

固まっている私を見た鈴木は、慌てた様子で私に言った

「いえ…
大丈夫です…」

私は、軽く微笑んだ

鈴木は、また真っ赤な顔をして手で顔を覆った

「どうした?」

私は、心配になって鈴木の顔を覗き込んだ

「なんで…可愛く笑うんだよ…」

真っ赤になりながら小さく、そう呟いた

私もそれを聞いて、顔が熱くなるのが分かった

そして、お互い何も話さずに、長い長い沈黙が続く…

「帰ろっか…」

そう鈴木が言って、立ち上がった

私も小さく頷いて、鈴木と歩き出した