そして、椿と一緒に教室に向かうまでに、何度も付き合っているのかと聞かれた

椿は嫌みたいだったが、俺は嬉しくて嬉しくて仕方なかったんだ

にやけそうになる顔を必死に抑えた

教室に着くと、椿はすぐに席についてしまった

俺はムッとして、わざと椿に近寄った

「席に行っちゃうなんて、ひどいじゃないですか」

笑顔で言うと、かなり嫌そうな顔で

「来ないでよ」

なんて言うから

「そんなこと言わないでくださいよ
僕達の仲ではないですか」

って、言ってやった

すると

可愛らしい女の子が近づいてきた

「あの…付き合っっているんですか?」

なんて、聞いてきた

俺は頷こうとしたら

「ちがいますわ」

って、スッパリと言いやがった

だから、俺はわざと椿の耳元に口を近づけて

「まぁ、まだ内緒にしといてやるよ
ただし、毎日行き帰りするからな」

と言ってやった

俺は、普段通りに席に座ったが、心臓はドキドキしていた