放課後になり、学校の門の前に急いで向かった

鈴木は、もぅ門の前に立っていた

「やぁ、夕月さん
早く来てくれたんだね」

爽やかな王子様みたいな笑顔をする鈴木

「待たせたら悪いと思って、急いで来たのよ」

私も、お嬢様のフリをする

すると、まわりの女子が私たちに近づいてきた

「あのぉ、お二人は付き合ってるのかしら?」

キャッキャッとはしゃいで聞く女子

私は、呆れつつも笑顔になって手を左右にふる

「違うのよ
ただ、今日は学校のことでお話があるだけなのよ」

私がそう言うと、鈴木がフッと笑う

「そうなんですよお嬢様
僕たちは、なんもないんだよ」

なんて、爽やかなスマイルする鈴木

私は、みんなの視線から逃れたくて

「急いでるので、みなさんごきげんよう」

私は、笑顔で歩きだす

「それでは、お嬢様方ごきげんよう」

続いて鈴木も笑顔で歩き出した