―――最高の瞬間を楽しんだら、その先にある物を見に行きたいから、前に進む。


―――落ちたらまた這い上がる。


初めて会った時の薫子の言葉が走馬灯のように、思い出される。


どうせ散るなら、存在をアピールしろ。


どうせ散るなら、未来を考えるな。


終わりこそ、始まりであり、桜の様に何度でも咲き誇れ。


命尽きるまで、夢を見ろ。


決して諦めるな。


―――どうせ散るなら…

まずは君と、
永久未来の“愛の底”に堕ちようか?



今度は二人で“愛の底”から、
這い上がりましょ。





【END】